 
      【家づくり情報】なぜ最近の家は窓が少ないの?
 
              こんにちは!
群馬県桐生市の工務店、小向建設です☆
今日の投稿では、なぜ最近の家は窓が少ないのかについてご紹介していきます。
少し前までは「明るい家=大きな窓がたくさんある家」と考える人が多く、南側いっぱいに掃き出し窓を設けたり、部屋ごとに大きな窓を設置するのが主流でした。
しかし、最近の家づくりでは「窓は多ければ良い」という考え方から、必要な場所に、必要なだけという設計が増えています。
一見、窓が少ない家は暗い印象に思えるかもしれませんが、実際には断熱性・気密性・デザイン・防犯・コストといった面から見ても、窓を減らすメリットがたくさんあるんです。
では、なぜ今「窓の数を減らす家」が増えているのでしょうか?
その理由と注意点を詳しく見ていきましょう。
【① 性能重視の家が増えている】

近年の住宅は、省エネ性能を重視する傾向が強まっています。
高断熱・高気密住宅が注目されるなかで、窓の存在は少し複雑な立ち位置に。
実は、家の中で最も熱が出入りするのは窓。
冬は冷気が、夏は熱気が入り込みやすく、窓の数が多いほど冷暖房効率が下がってしまうこともあります。
そのため、最近では
「トイレやお風呂に窓はいらない」
「北側の小窓を減らして壁断熱を強化したい」
という声が増えています。
窓を減らすことで室温を安定させやすくなり、光熱費の節約にもつながりますよ。
【② デザイン性を優先する家が増えた】

外観デザインのトレンドも、窓の数が減っている理由のひとつです。
以前は、通風や採光のためにどの面にも均等に窓を配置する設計が多く見られました。
しかし最近では、道路に面した正面には窓を設けず、すっきりとした「ファサードデザイン」を好む人が増えています。
たとえば、玄関側の外壁を窓なしのフラットなデザインにして、裏側(庭側)に大きな掃き出し窓を設けるスタイルなど。
これにより、外観はスタイリッシュに、内観は明るく快適に保つことができます。
【③ 防犯面での安心感】

窓の数が多ければ、その分だけ侵入経路が増えるというデメリットもあります。
特に、人通りの少ない裏側や、死角になる場所の窓は防犯ガラスや面格子を取り付けない限り、狙われやすいポイントに。
最近は共働き家庭も多く、昼間は家が留守になる時間も長いため、「防犯のために窓を最小限にする」という考え方が広がっています。
また、玄関や勝手口などの防犯カメラ・センサーライトとのバランスも重要。
窓の位置や数を考えるときは、安全性と暮らしやすさの両立を意識しましょう。
【④ コストダウンの効果も】

意外に見落とされがちですが、窓を減らすことはコストダウンにもつながります。
窓自体の価格に加え、サッシ・カーテン・網戸・外壁処理など、窓1つにつき数万円〜十数万円の費用が発生します。
たとえば、家全体で5〜6か所窓を減らすだけでも、数十万円のコストを抑えられることも珍しくありません。
ただし、コストを下げたいからといって採光や風通しまで犠牲にしてしまうと、暮らしにくくなる可能性も。
デザインと性能、費用のバランスをとりながら検討することが大切です。
【⑤ 減らしすぎには注意!】

窓の数を減らしすぎると、室内が暗くなったり、風通しが悪くなるなどの問題も起こります。
特に、北側の部屋や廊下・階段などは採光が取りにくいため、小さな高窓やスリット窓を取り入れるとバランスが良くなりますよ◎
また、採光シミュレーションを行うことで、太陽の位置や時間帯による光の入り方を事前に確認できるのでおすすめです。
【⑥ 窓の「役割」を考えて配置する】

窓は単なる“明かり取り”ではなく、さまざまな役割を持っています。
・採光:自然光を取り入れて部屋を明るく
・通風:風の通り道をつくることで空気を循環
・デザイン:外観・内観の印象を左右
・眺め:景色を切り取る額縁のような役割
この4つのバランスを意識して、どの場所にどんな窓を設けるのかを考えると、より満足度の高い住まいになります。
窓の数は「多ければ良い」「少ない方がいい」という単純な話ではありません。
大切なのは、暮らし方に合った最適な数と位置を見極めること。
窓の数を上手にコントロールすることで、快適さ・デザイン・コストのすべてがバランスよく整った
理想の住まいに近づけますよ。
参考になれば幸いです♩
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