
【家づくり情報】石膏ボードの色に隠された意味とは?

こんにちは!
群馬県桐生市の工務店、小向建設です☆
今日の投稿では、石膏ボードの色の違いについてご紹介していきます。
家づくり中、現場で「壁の中が見える」機会がある方も多いと思います。
そんなとき、黄色や緑、ピンクなど、色の違うボードが貼られているのを見て「何だろう?」と思ったことはありませんか?
実はこのボード、石膏ボードと呼ばれる建材で、色によって性能が異なるんです。
この記事では、石膏ボードの基本性能や色の違いによる用途、現場での見分け方まで、わかりやすく解説します。
【石膏ボードってどんなもの?】

石膏ボードとは、石膏(硫酸カルシウム)を芯材として、両面を厚紙で覆った建築材料のこと。
住宅やビルなどの内装下地材として、壁や天井に広く使われている非常に一般的な建材です。
一見地味な存在ですが、実は住宅の性能に大きく関わっている、縁の下の力持ち的な存在なんですよ。
石膏ボードには、次のような基本性能が備わっています。
・断熱性
→石膏の層が熱の移動を緩やかにし、外気の影響を受けにくくします
・不燃性
→燃えにくい素材で、火災時の延焼を防ぐ効果があります
・防火・耐火性
→内部の石膏には結晶水が含まれており、火災時にそれが蒸発することで温度上昇を抑えます
・遮音性
→密度が高いため、音を通しにくく、隣室への音漏れを軽減してくれます
これらの機能は、すべての石膏ボードに共通している基本性能です。
ただし、場所や用途によっては、さらにプラスアルファの性能が求められることも。
そんなときに使い分けられるのが、「色つきの石膏ボード」なのです。
【黄色:もっとも一般的な石膏ボード】

黄色の石膏ボードは、最もよく見かける標準タイプの石膏ボードです。
基本性能(断熱・不燃・防火・遮音)をしっかりと備えており、リビングや寝室、廊下など、特別な性能が不要な場所に幅広く使用されます。
現場見学などで「壁や天井が黄色くなっている」と思ったら、それはこの一般的な石膏ボードです。
【緑色:水まわりに使われる耐水性の高いボード】

緑色の石膏ボードは、耐水性能を強化したタイプ。
湿気に強く、お風呂・洗面所・トイレ・キッチンなどの水回りに使用されることが多いです。
もちろん、黄色の石膏ボードと同じく基本性能も備えていますが、水に濡れても強度が落ちにくい処理が施されています。
カビの発生も抑えられるため、長期的に見ても安心です。
【ピンク:高性能なホルムアルデヒド吸収タイプ】

ピンク色の石膏ボードは、空気の質を守る性能を持った高機能タイプ。
シックハウス症候群の原因となる「ホルムアルデヒド」などの有害物質を吸収・分解し、再放出しない性質があります。
小さなお子様がいるご家庭や、アレルギーが心配な方、より健康に配慮した住まいづくりをしたい方におすすめです。
【希望があれば早めに相談しよう】

壁や天井の下地が貼られている最中の現場に行くと、部屋によって貼られている石膏ボードの色が違うことに気づくかもしれません。
「子ども部屋にはピンクの石膏ボードを使いたい」
「水まわりの結露やカビが心配だから緑のボードを使ってほしい」
…など、特定の種類の石膏ボードを使いたい場合は、着工前に建築会社へ伝えておくことが大切です。
建築会社によっては標準仕様で対応できないこともあるため、早めに相談しておくと安心ですよ。
「この場所は湿気が多いから緑なんだな」
「寝室はピンク!これは空気に配慮してくれてるんだ」
そんな風に、家づくりの裏側まで知ることができると、ますます我が家に愛着が湧いてきますよね。
【壁紙の奥に隠れた、縁の下の力持ち】

完成後には壁紙で隠れて見えなくなってしまう石膏ボード。
しかしその内側には、家族の快適さや健康、安全を支えるための工夫がたくさん詰まっているのです。
また、「健康に配慮した素材を使いたい」「湿気対策をしっかりしたい」など希望がある場合は、早めに担当者へ伝えることで、より理想に近づける家づくりができるようになります。
壁紙の奥に隠れた、縁の下の力持ち「石膏ボード」。
その違いを知っておくことは、後悔のない家づくりの第一歩とも言えるかもしれません。
これから現場見学や打ち合わせを控えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。
参考になれば幸いです♩
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