【家づくり情報】湿気対策をするなら？
こんにちは！
群馬県桐生市の工務店、小向建設です☆
今日の投稿では、マイホームの湿気対策についてご紹介していきます。
春が過ぎるとやってくるのが、ジメジメと湿気が多くなる「梅雨」の季節。
特に日本のように湿度の高い気候では、住宅の湿気対策がとても重要になります。
湿気を放置していると、カビやダニの繁殖、建材の劣化、住環境の悪化など、さまざまなトラブルの原因に。
快適な暮らしを守るためには、建てる段階から湿気対策を意識することが大切です。
今回は、梅雨時期の不快感を軽減し、家全体を快適に保つ「湿気対策おすすめ6選」をご紹介します！
【エコカラットなどの調湿タイルを取り入れる】
室内の湿度コントロールに効果的なのが「エコカラット」に代表される調湿タイル。
リクシルなどのメーカーから販売されており、見た目のデザイン性と機能性を兼ね備えた人気の建材です。
エコカラットは、微細な孔（あな）を持つ多孔質な素材で、空気中の湿気を吸収・放出してくれる調湿効果があります。
梅雨時は湿気を吸い、冬場などの乾燥時には湿度を放出して、年間を通して室内の湿度を快適なレベルに保ってくれるのが大きな魅力。
さらに、脱臭効果も期待できるため、臭いが気になる場所にもおすすめです。
【漆喰や珪藻土など自然素材の壁にする】
日本の伝統的な建材である「漆喰（しっくい）」や「珪藻土（けいそうど）」は、自然素材ならではの調湿性能を持っています。
特に珪藻土は、藻の化石が堆積した自然素材で、湿気を吸ってくれる性質が非常に優れています。
化学物質を含まないため、小さなお子さまやアレルギー体質の方にもやさしい建材です。
また、自然素材ならではの柔らかい風合いは、インテリアとしても魅力的。
ただし、施工にはある程度のコストがかかるため、予算とのバランスを考慮しながらポイント使いするのがおすすめです。
【無垢の床材を選ぶ】
フローリング材に「無垢材（むくざい）」を選ぶことで、湿気対策に効果を発揮します。
無垢材とは、1本の木から切り出した自然素材の床材で、合板フローリングとは異なり、調湿作用があるのが特徴的。
木は伐採された後でも呼吸をしており、湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には水分を放出します。
これにより、室内の湿度を自然に整えてくれる働きがあるのです。
足触りがやわらかく、断熱性や保温性にも優れているため、快適な住環境を実現することができますよ。
【洗濯乾燥機を導入する】
梅雨の時期は特に外に干せず、部屋干しが続いてしまうご家庭も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、「洗濯乾燥機」の導入。
なかでもガス式の「乾太くん」は、短時間で一気に乾かせるため人気があります。
電気式に比べてパワーが強く、洗濯物をカラッと乾かしてくれるため、生乾き臭も防げます。
洗濯物を室内に干さずに済むというだけで、家の中の湿度を抑えられ快適度アップ。
さらに、家事効率もアップし、時間的なゆとりも生まれるので一石二鳥です。
【風が通るように窓を配置する】
家づくりの段階で、風通しの良さを意識した「窓の配置計画」は非常に大切。
ポイントは、「風の入口と出口をつくること」。
たとえば、南側と北側にそれぞれ窓を配置すると、風がスムーズに抜ける間取りになります。
また、縦すべり窓などを活用して、風をキャッチしやすくするのも効果的です。
土地によって風の吹く方向や建物の配置は異なるため、敷地に合った設計を行うことが重要。
設計士と相談しながら、通風の確保を意識した間取りにしましょう。
【シーリングファンを設置する】
空気の流れをつくるアイテムとして有効なのが「シーリングファン」。
天井に設置するタイプのファンで、空気をゆるやかに循環させ、湿気が一箇所にたまるのを防ぎます。
特に、リビングの吹き抜け空間や、天井が高い家では、空気が上部に滞留しがち。
シーリングファンがあることで空気が循環し、除湿効率がアップするだけでなく、冷暖房の効率も向上します。
【快適な湿度は家づくりで決まる】
エコカラットや自然素材、無垢材など建材でできる工夫から、乾燥機や風通しなど生活の中でできる対策まで、幅広く選択肢があります。
これから家づくりを検討する方は、設計の段階から「湿気に強い家」にすることを意識するのがポイントです。
梅雨の季節でもジメジメを感じず、1年中快適に過ごせる住まいづくりを目指しましょう。
参考になれば幸いです♩
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