【家づくり情報】エコカラットの注意点
こんにちは！
群馬県桐生市の工務店、小向建設です☆
今日の投稿では、エコカラットの注意点についてご紹介していきます。
壁材として人気の「エコカラット」
調湿効果や脱臭効果、空気清浄効果まで期待できる優れものですが、実はメリットばかりではありません。
今回はエコカラットについて、詳しく解説していきますね☆
【エコカラットとは】
「エコカラット」とは、LIXILが開発した調湿機能のある内装壁材です。
日本の伝統素材「土壁」をヒントに作られており、部屋の湿気を吸ったり吐いたりすることで、快適な湿度に保つ機能があります。
また、空気中の気になるニオイを軽減したり、有害物質を吸着・低減してくれたりと、空気環境を整える効果があるのも特徴。
インテリアとしても優秀で、見た目の高級感からも人気を集めています。
【エコカラットのすごい性能】
エコカラットの最大の魅力は「調湿効果の高さ」です。
例えば梅雨のようなジメジメした時期には、空気中の湿気を吸い取り、逆に乾燥する冬場には湿気を放出してくれるため、室内の湿度を年間を通して心地よく保ってくれます。
その調湿性能はなんと珪藻土の5〜6倍とも言われています。
空気清浄機のような電力を使うアイテムとは違い、電気代ゼロで空気を整えてくれるのも嬉しいポイント。
また2019年に登場した「エコカラットプラス」では、機能や性能はそのまま、水拭きができるようになりました。
・梅雨時期の湿気対策に
・冬場の結露対策に
・花粉やホコリが気になる方の快適空間づくりに
小さなお子様やペットがいるご家庭にもやさしく、健康面にも配慮された仕様になっています。
【エコカラットの注意点】
① 汚れやすい場合がある
エコカラットは水分を吸収しやすい素材のため、コーヒーやワインなど色のついた水分が染み込むとシミになりやすいという性質があります。
特に素手で触ったときの皮脂汚れや、料理中の油ハネなども吸収してしまう可能性があるため、設置する場所には注意が必要です。
ただし、「エコカラットプラス」であれば、水や汚れを通しにくい加工が施されており、汚れても簡単に拭き取れるようになっています。
② 傷がつきやすくデリケート
エコカラットはセラミック素材を焼いて作られたデリケートな素材なので、強い衝撃が加わると割れてしまう可能性があります。
小さなお子様がいるご家庭では、ぶつかってケガをしてしまう恐れも。
家具の搬入時や日常生活の中で、思わぬトラブルを避けるためにも、人の動線やぶつかりやすい場所への設置は控えるのが無難です。
③ 水分が多い場所には不向き
エコカラットは「湿気」は吸いますが、「水」は通しません。
洗面ボウル周りや加湿器の近く、頻繁に水がかかる場所では性能が低下する可能性があります。
エコカラットプラスはある程度の耐水性がありますが、それでも完全防水ではないため、直接水がかかるような場所への施工は避けた方が安心です。
【施工ができない場所もある】
エコカラットはどこにでも貼れるわけではなく、施工不可の場所もあります。
以下のような場所ではエコカラットを使用できないので注意しましょう。
・床（割れる可能性があるためNG）
・浴室の中（湿度や水が常にかかるためNG）
・屋外（風雨や気温変化による劣化の恐れ）
・キッチンのコンロ裏（油や水の飛び散りで汚れやすく不向き）
「空気環境が気になる場所」や「目につきやすい場所」に設置すると、その性能を最大限に活かすことができます。
・玄関
→靴のニオイや湿気を軽減し、来客時にも好印象
・トイレ
→脱臭効果でニオイ対策に◎
・寝室
→結露や乾燥対策、空気清浄効果で快眠環境に
・リビングのTV裏
→見た目のアクセントにもなり、生活感をオシャレにカバー
【理解して取り入れるのが大切】
エコカラットは高いデザイン性と、快適な空気環境を両立してくれる機能的な壁材です。
施工前に注意点をきちんと把握しておくことで、後悔なく、理想の空間づくりに役立てることができます。
・せっかく取り入れたのに汚れてしまった
・設置場所を間違えた
といった失敗を防ぐためにも、どのように施工するかをよく検討しておきましょう。
上手に取り入れることで、おしゃれで快適な暮らしをサポートしてくれるエコカラット。
気になる方はぜひショールームなどで実物を見ながら、住まいにぴったりの使い方を探してみてくださいね。
参考になれば幸いです♩
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