【家づくり情報】ガス乾燥機のメリットデメリット
こんにちは！
群馬県桐生市の工務店、小向建設です☆
今日の投稿では、ガス乾燥機のメリットデメリットについてご紹介していきます。
洗濯物をすばやく乾かしてくれる「乾燥機」には、大きく分けてプロパンガスや都市ガスを使用する「ガス式」と、電熱やヒートポンプが使われる「電気式」の2種類があります。
どちらも便利ですが、ガス乾燥機は特に
「乾燥スピードが速い」
「ふわふわの仕上がりになる」
といったメリットがあるため、導入を検討する人が増えています。
一方で、設置にはガス栓の増設が必要であったり、初期費用が高いというデメリットもあるため、事前にしっかりと違いを理解しておくことが大切。
今回の記事では、ガス乾燥機のメリット・デメリット、注意点について詳しく解説していきます。
【メリット① 経済的｜1回の乾燥コストが安い】
ガス乾燥機は ランニングコストが安い のが特徴です。
例えば、代表的なガス乾燥機「リンナイの乾太くん（5kgタイプ）」の場合、1回の乾燥にかかるガス代は約63円。
電気式の乾燥機（ヒートポンプ式）の場合は約32円～48円と電気の方が安く見えますが、ガス式は乾燥時間が短いため、結果的に電気式とほぼ同じか、それ以下のコストになります。
また、ヒーター式の電気乾燥機と比較すると、ガス乾燥機の方が約1/3のコストで済むケースもあります。
【メリット② 仕上がりがふわふわになる】
ガス乾燥機は パワフルな温風で繊維をほぐしながら乾燥するため、ふんわりとした仕上がりになります。
特にタオルや毛布は、電気式よりもやわらかく、肌触りの良い仕上がりになるのが特徴です。
また、強い温風で繊維がしっかり立ち上がるため、タオルの吸水性もアップしますよ。
【メリット③ 生乾き臭がしない】
ガス乾燥機は、短時間で高温乾燥できるため、雑菌が繁殖しにくく生乾き臭が発生しにくいというメリットがあります。
特に梅雨時期や冬場は、洗濯物が室内干しになりがちですが、電気式の乾燥機では低温で長時間かけて乾かすため、乾ききらずにニオイが残ることも。
ガス乾燥機なら短時間で一気に乾燥するため、菌の繁殖を抑え、洗いたての清潔な状態を保ちやすくなります。
【デメリット① ガス栓の増設工事が必要】
ガス乾燥機を設置するには、ガス栓の増設工事が必要になります。
基本的に都市ガス・プロパンガスのどちらでも対応できますが、設置場所にガス栓がない場合は新しく配管工事をしなければなりません。
工事費用は 1～5万円程度かかるため、事前に確認しておくことが大切です。
【デメリット② 初期費用が高い】
ガス乾燥機は、本体価格が10万～15万円程度と高めです。
さらに、設置工事費やガス栓増設費を合わせると、トータルで15万～20万円程度になることもあります。
電気式の乾燥機やドラム式洗濯乾燥機などは、乾燥機能付き洗濯機が20万円程度で販売されているため、総額ではそこまで変わらないこともあります。
しかし、すでに洗濯機がある人にとってはガス乾燥機の追加購入は大きな負担になるかもしれません。
【デメリット③衣類が縮む可能性がある】
ガス乾燥機は高温で一気に乾燥するため、生地によっては縮みやすくなることがあります。
特に、
・ウール素材
・レーヨンやシルクなどのデリケートな素材
・ポリエステルが多く含まれる服
などは、縮みや変形が起こりやすいので注意が必要です。
事前にタグを確認し、「乾燥機不可」の衣類は乾燥機にはかけないようにしましょう。
【安全に使うために知っておこう】
①衣類に油分が付いたまま乾燥機にかけない
ガス乾燥機は高温で乾燥するため、衣類に油分（食用油、化粧品、ハンドクリームなど）がついていると発火の危険性があります。
調理で油を使った衣類や、作業着、布巾などは、目に見えなくても油が残っていることがあります。
これらを乾燥機にかけると、自然発火の危険があるため、しっかり洗濯して油を落としてから乾燥機に入れるようにしましょう。
②定期的にフィルター掃除をする
ガス乾燥機のフィルターには、乾燥時に出たホコリや糸くずが溜まります。
このホコリが詰まると乾燥効率が悪くなったり、故障の原因になったりするため、 使用後は毎回掃除することが大切です。
また、排気ダクトも定期的に点検・掃除し、詰まりがないか確認しましょう。
参考になれば幸いです♩
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